自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチームによる「第10次自動車盗難防止キャンペーン」が9月1日から展開されています。同キャンペーンは自動車盗難の急増に歯止めを掛けるため平成14年から実施されており、今回で10回目となります。
昨年の自動車盗難認知件数は25,815件で1日に約70台に相当します。キャンペーンの効果やイモビライザーなどの普及によりピーク時の平成15年の64,223件に比べ約6割減少していますが、車から離れる際に鍵を抜いたにもかかわらず盗まれた「キーなし盗難」の割合がましており、昨年は約7割を占めました。このため、自動車盗難の現状を広くユーザーに認識させ、問題意識を高めてもらうよう、引き続き訴求活動を行っていくこととしたものです。
今回のキャンペーンでは、「おクルマ守り隊 “トラレンジャー”」という新たな戦隊物キャラクターを設定。これまでにないビジュアルとキャッチコピーで、盗難防止の具体的対策を訴求しています。
自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチームは、警察庁、国土交通省など4省庁と関係17団体で構成されており、全レ協もメンバーとして参画しています。会員の皆様のご理解とご協力をお願いします。