ニュース&トピックス(2010年7月)

国のEV・PHV普及事業に「レンタカー」が活躍 113台のEV・PHVがパレードしギネス認定(2010年07月03日)

113台のEV・PHVがパレードしギネス認定(長崎県)長崎県では「EV・PHVタウン構想」を展開するに当たり昨年度、 五島地域においてEVとITS(高度道路交通システム)を連動させた未来型のドライブ観光システムを実現するための実証プロジェクト「長崎EV&ITSコンソーシアム」(長崎エビッツ)を立ち上げました。
プロジェクト本格稼働の記念イベントとして7月3日五島市で、レンタカーや公用車として活躍しているEV・PHV113台が勢揃いし、パレードが行われました。

100台以上のEVが連続して一定距離をパレードするのは世界で初めてで、立ち会ったギネス公式認定委員により世界記録として認定されました。
長崎エビッツでは、自治体、地元企業、住民がフリーな環境で参加できる4つのワーキンググループ(WG)を設置。 プロジェクトの本格展開に向け準備を進めてきました。
特にレンタカー事業者はEV導入の中核となるため、積極的な参画が求められていました。 島民ボランティアや高校生の積極的な参加もあってWGは活気づき、平成22年3月にEV(三菱i-MiEV)を100台導入し、レンタカーや観光産業等での利用を開始しました。 島内8ヵ所に急速充電器15基を設置したほか、レンタカー事業者も営業所に200Vの充電施設を設置するなど、EV利用者の充電需要に応える体制を整えました。 また、7月からプリウスPHV2台が配備され、国内で唯一、一般利用者がPHVをレンタカーとして利用できる地域となりました。

庄内空港にレンタカーターミナル 協議会によるアクセス改善活動で大きな成果(2010年07月01日)

「レンタカーターミナル」の設置(山形県庄内空港)山形県庄内空港に「レンタカーターミナル」が設置され、7月1日から運用を開始しました。空港内で営業する4事業者が同一の建物・駐車場を共同運営するもので、利用者の利便性が大幅に向上しました。

ターミナルの実現は事業者で組織した「庄内空港レンタカー協議会」による活動が結実したもので、空港法改正以降進められている“空港におけるレンタカーアクセスの改善”における全国のモデルケースといえるものです。

庄内空港は平成3年10月の開港以来、順調に利用者数を伸ばしており、レンタカー利用者も増加を続けてきました。半面、旧来の受付カウンター方式ではロビー内に利用者が滞留するなどといった課題が浮き彫りとなっていました。
そこで、空港内で営業する4事業者がレンタカー協議会を設置。営業拠点や乗降場、駐車場の適正配置など関係機関への働きかけを行ってきました。
このなかで、空港所在地である酒田市が、空港を活用した産業振興や観光振興など地域活力向上のためにレンタカーターミナルが必要不可欠な施設と判断。市が土地の取得及び駐車場の造成を行い、事業者が建物を整備するという枠組みが固まりました。
平成21年度に事業がスタートし、今年3月に市の造成工事が完了。4月からこの土地を協議会が借り受けターミナルの設置が実現しました。