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成田空港にレンタカー各社の直営カウンター開設 「空港協議会」が大きな成果~他空港への好影響も

レンタカー各社の直営カウンター開設(成田空港)成田空港にレンタカー各社による直営カウンターが開設され、4月7日から運用を開始しました。千葉県レンタカー協会(小田島利隆会長)が中心となり発足した「空港協議会」と空港管理会社との交渉によって実現したものです。
空港法の改正により、各空港では利用者利便の向上を図るための動きが進んでいますが、わが国の玄関口といえる成田空港における今回の成果は、他空港におけるレンタカーのアクセス改善に大きく弾みをつけるものといえます。

利便性向上で利用率アップ 成田空港ではこれまで、空港管理会社の100%子会社が運営するレンタカー窓口に業務委託する形でレンタカーの出発手続が行われていました。
この窓口では、小口配送など他の業務も行われていて、利用者に対して十分なサービスが提供されているとはいえない状態でした。
そこで、千葉県レンタカー協会が中心となり「空港協議会」を平成20年10月に設立。空港管理会社との交渉を開始しました。
交渉では、
  1. 空港第1、2到着ロビー内のレンタカーカウンターの拡充および案内の改善
  2. 空港第1、2到着ビルへのレンタカー送迎車専用スペースの確保
  3. 空港内へのレンタカー各社移転集約によるレンタカー村の設立
--の3点を要望。このうち3.については費用面から実現困難との結論に達し、レンタカー各社による直営カウンター設置の運びとなりました。
直営カウンターは4月7日から運用が開始され、利用者の利便性が大幅に増したことで、利用率が大きく上昇しています。また、4月末には送迎車専用スペースが追加・拡充される予定で、協議会による成果が次々と現れているといえそうです。